数学のいい問題集ないですか?
来年、神大、同志社うけたいんです。
青チャート(ハードカバーのほう)は全部持ってますが、全然、やったことがないです。
チャートって解説があまり詳しくないと思うのですが(それは僕が、頭がわるいからでしょうか?)どうでしょう?
駿台ベネッセ共催の10月のマークで同志社はAだったんですが、河合ではCでした。河合の方が信用できるんでしょうか?
(ちなみに神大はCでした。)
付け加え
数学はセンターは8わり取れたりしますが、記述は、半分くらいしか取れないです。
青チャートをするとしたら、どうゆうふうに使ったらいいですか?
あまり時間がないし全部はかなり無理があるし、、、。
なんかいいアドバイスないですか?
今の青チャートは説明が親切で詳しい本なので,基礎力がついて
いれば解説が詳しくないと感じることはないはずです.
解説がわかりにくいと思うのなら,まずは教科書レベルの問題を
キチンと解けるようにしてから青チャートをやったほうが効果的
だと思います.
青チャートや鉄則などの解法パターン暗記本の使い方については,
過去ログにいろいろあるので,探してみてください.
A・SOの解法がいいんじゃないかな。
過去ログで、どんなキーワードで調べたら、パターン暗記本の使い方、みつけれるのでしょうか??
パターン暗記,青チャート,鉄則,数学,・・・
あたりのキーワードで見つけられます.
探してみます!!
センターの英語の文法、点数上げるにはどうすべきでしょう?
センターの英語、長文はまだ取れるほうなので、160点くらいは取れるのですが、それ以上はのびないんです。
学校で配られた、美せい社の客観問題1000を少しやってみたり、代ゼミの富田の英文法を少しやってみたりしてるんですが、これでいいのかと、不安になるので、どっちも中途半端にしかできてません。
あと、熟語って、即ゼミとか、客観問題1000とかみたいな問題集で覚えるもんなんですか?
熟語集なんかで覚えるもんなんですか?
まず問題集はひとつに絞るべきでしょう
そうしないとうる覚えのままだといつまでたっても伸び悩むと思います
1000題やれば必ず出きるようになります
信じた者勝ちですよ
富田の英文法は、文法中心な感じで、熟語とかはのってないんですが、こっちに絞ったら、熟語集するべきですよね?
そうですね熟語は「解体」でいいんじゃないでしょうか
それと本型ではなく切り取りのほうがいいと思います
そうすれば電車の中など極力無駄な時間を省けますしいいんじゃないでしょうか
「センター対策には難しすぎるのでは?」と言われそうですが
目指す得点は高いのでしょう?それぐらいはやるべきだと思います
最近新しく出た、パタスタとゆうやつは、解体とシステム英熟語を足した感じときいたんですが、どうなんでしょう?できれば丸暗記より解説みたいなのが付いてたりするとうれしいんでが、、、。
パタスタの知識がないんですがどんなものでも合い性があったものがいいでしょう
それのほうがやり込めるってものでしょう?
↑まったくその通り
自分なんか合ったものを探すのに4冊くらいかかりましたよ
お返事有難うございます!
旭屋にいっていろいろ立ち読みしてみます!!
お礼:『物理の問題集』のお返事、有難うございました。過去問は、青本を1
冊やったので、苦手な所は把握できてるので、苦手な所から、エッセ
ンスをしてみようと思います。
センター国語について、
神大の理系はセンター国語とかセンター社会とかがすごい配点が高いですが、いつも国語が悪いんです。120点台をどうしても越えれないんです。
小説が悪いときもあれば、漢文が悪いときもあったり、ムラがあるとゆうかなんとゆうか。
なんか、いい方法ないいですか?
ベクトルがあんまり得意じゃないんで強化したいんですけど
分野別だと紺野数学しか思いつかないんですけど
夏期講習で河合の人がアレのベクトルは「オレは良いとは思わない」とか
言ってたんでちょっと迷ってます
おすすめがあったら教えてください(一応基礎はできてると思います)
それとも紺野のやつで別に大丈夫ですかね
大数7月号を買いに走るべし
step2と日々演やればまず大丈夫でしょう
河合に行ってるんだったら情報ステーションに2年分あると思うんでコピーさせてもらいましょう
回答ありがとうございます
本屋で眺めてみますね
はじめまして。
来年の入試までもうあまり時間がありませんが、物理が苦手、、、。
どうしても、マーク模試(記述ももちろん)、5から6割しか取れません。一応、東進の予備校で全範囲、勉強したんですが。今からエッセンスするには時間がたらなさすぎですよね?今、セミナーやってるんですが(4章分くらい)。セミナーを続けるべき?
ちなみに私は神大工学部応用化学志望で、私大も受けるんですが、応用化学なので理科は化学だけ。(でも、できれば、神大にいきたい。)
セミナーのエッセンスと違う点は、
より問題を解く事を主眼においているため、
考え方や着眼点が書いていないところです。
発展問題以降になると、相当レベルの高い問題が載っているのですが、
基礎を固めるには、少し不利かもしれません。
ただ、今からエッセンスを全範囲仕上げるのも、時間的にかなり難しいですね。
5〜6割となると、弱点を埋めるだけで伸びるの思うので、
エッセンスの60%ぐらいを2回ぐらいやる程度(目安)でも、だいぶ伸びると思います。
エッセンスを選択肢の1つに入れるのも良いのではないでしょうか?
(もちろん、時間と相談して、どの問題集をやるかを選ぶのはあなたです)
センターだけなら旺文社のジャンル別過去問物理TB(本試験、追試験の過去問11年分166題)をやって、やるべきタイプの問題を把握した上で対策をたてた方が合理的だと思います。センター試験問題を軸に実力をつけるのが合理的なやり方ではないでしょうか?
題名の通り、自分はムラがありすぎます。自分は今高2なんですが、これは中2くらいからすっと続いています。中1の頃は、自分で言うのもなんなんですが、結構すごかったです。今、進学校の理数科とかいって、東大行くんじゃないかっていう奴らにもテストで勝ったことがありました。でもそれ以後は、できるときとできないときの差がすごいんです。そのおかげで高校は第一志望は落ちました。ムラってどういう原因からくるもんなんでしょうか?それがわかればムラをなくす糸口が見つかると思うんですが…。ちなみに京大志望です。(理系)
ムラがある人は結構多いのではないのでしょうか。僕も結構ムラがありましたよ。ムラが出る人に対しては、一番良い点は今の自分の能力の最大値で、一番悪い点は今の自分の実力である、とよく言われます。ムラが起こる原因としては、自分の得意な分野が出たとか、その日はたまたま体調が悪かったなどが挙げられますが、少なくともやる気や体調面は自分で調整することができますので、その辺はうまく調整できるようになってください。
少々辛いかもしれませんが、自分が今置かれている状況をしっかりと見つめることを忘れないでください。悪かった模試の方が後から見直すべき点がたくさん残っているはず。良かった時のことばかり考えていては、自分を見失ってしまいますよ。
京大志望はいいけど、いまさら中学の時の話なんてすんなよ。自慢か?
僕もけっこうムラがあります。教科別のムラ。
数学 理科 かなりムラがでる教科。原因:大問をそのまま落としてしまう。大抵大問には誘導がついていて基礎力があればできるはず。色々な問題を解いてなれることが大切だと思います。
英語 社会 比較的ムラはでにくい教科。強いて言えば英語の要約と
英作に注意。要約は字数にゆとりがあるせいか、どうでもよいことを
書いてしまって大事な所を抜かしてしまいやすい。英作は文法に自信がない人はできるだけシンプルにしたほうが良いと思います。
国語 現代文ではムラがでやすい。原因:評論などを客観的でなく主観的によんでしまう。よって筆者の主観と自分の主観があったときのみ
にしか解答が合わなく、ムラがでやすい。
以前、なんかの本で「物理は考えないで解け」と書いてありました。
これは「演習を腐るほどやってればだんだん問題のパタ−ンが
つかめてくるから、その結果考えずに解ける。すると時間も短縮できて
より得点が取れる云々」と言うことなのでしょうが、私は物理の問題を
解くと、どうしても人一倍時間がかかってしまうのですが、それはこの
言葉のとおり、演習量が足りないからなのでしょうか?
後、このサイトにも、時間短縮のために、時間を計って解く練習をする、
と言うのがありましたが、あれもこう言うことを言っていたのですか?
なんか?が何個かありますが、要するに、物理は考えないで解け!
と言うことの是非は、いかがなものでしょうか?
こんにちは。
早く解ける事に越した事はないです。試験で良い点が取りたいわけですよね。そうしないと、希望の大学にも合格できない。解ける問題を勉強しているわけですから、反射的に答えの道筋が見つかるほど訓練するのは大切だと思いますよ。
>どうしても人一倍時間がかかってしまうのですが、それはこの言葉のとおり、演習量が足りないからなのでしょうか?
それはNORAさんをよく知っている人でないと分からないのでは・・。演習量が足りないのかもしれなし、理解するポイントをはずして、枝葉を一生懸命勉強しているのかもしれない。
人よりというのが、どの程度の速さを意味しているのか分かりませんが、結果が見えている(もしくは答えのある)問題を素早く解く能力は、訓練すればある程度までは伸びるはずです。
>要するに、物理は考えないで解け!
テストで点を取るためなら、解法は、考えないでも体に染み付いているくらいの方が良いでしょう。物理学をしたいのなら、よく考えないとどちらにせよ理解はできません。解法を気にしているのか、学問としての物理を気にしているのかで違ってくるので、ごっちゃにしない方が良いです。その本は、テストでどう得点するかに主眼を置いているのではないのですか?頑張って!
考えないで解けというのは多分駿台予備校の坂間先生の言葉だと思います。この言葉の意味するところは「(さしあたって)物理は先人の発見の結果を理解することであり、法則を理解するのはもちろん考えなければできないが、演習問題を解くことというのは、たとえば力学なら外界からの力を数え上げて運動方程式を立てる(ここまではルーチンワークで自分の思考は一切入らない。自分の思考が入ると正確に運動方程式が立てられない)というとことまでが物理でありその先は数学であるから物理とは関係ない。つまり物理と数学の区別をし、物理では自分勝手に考えるのではなく教えられたとおりに式を立てなさい。」というようなことです。この言葉の威力を実感するのは相当物理と数学の実力がついてからだと思いますがこの言葉の意味が本当に分かると物理のどんな難問でも難問に見えなくなるくらいの実力がつきます。
物理に関してなんですが、東京二次の物理で 満点近くを狙って行く場合、
新物理入門問題演習程度で 平気なんでしょうか?
駿台のS物理の テキスト全部と これと 両方やってはいるのですが、新物理〜は記述問題以外 簡単な問題が多いような気がしたのですが。
# 記述問題だと 大体 初解きだと 割合にして1/2くらいしか 解けないけど。。。
# あと、記述問題9って ずいぶん難しくないですか? それ以外の波動の問題は比較的簡単なのが多いのに、、、(実戦問題のドップラー効果じゃないほうは わからなかったけど)
駿台の物理sのテキストはとてもよくできているので(教えてもらう人さえ間違えなければ)ほかの教材は要らないと思う。物理入門演習はまあ復習用問題とでも考えたらいいのでは。確かに基本問題は簡単ですね。でも物理sを完璧にしているなら記述演習でもっと解けてもいいと思うが・・・
出来なかった問題も 途中一問計算を間違ってしまったりという 間違いが 多いので、
テキストと 新物理とで もっと練習もこなしてみます。
ありがとうございました。
この会話の流れからいくと駿台に行ってないと「新物入演習」は価値なしってことですか?
それと当初の「東大2次で高得点を挙げられるか」についてはまず駿台ありきなんですか?
これは大変失礼しました。「けん」さんが駿台生だということだったので自分の経験から駿台のテキストと物理入門演習の効果的と思われる使用法をかいたのです。もちろん「演習」は駿台に行ってなくても(そして「物理入門」を持ってなくても)使用することは十分出来ますし他の出版社からも良い問題集が出ています。駿台がすべてではないです。
熱容量の定義は或る物体の温度を1K上げるために必要な熱量、比熱の定義は、物質1g(というより、単位量)の温度を1K上げるために必要な熱量ですよね?
それで、比熱の方は質量を限定してしまっているのに、この2つの式が Ct=mct で等式に出来るのはなぜなんですか?
なんとなくは分かるのですが、所詮は曖昧な知識止まりなので、もっとハッキリと説明する方法を知りたいのですが・・・・。
Ct=mct が成り立つのは、熱容量がCである物体が、
比熱がcである物質m[g]のみでできている場合に限ります。
一般には物体を構成する物質は複数あるものなので、
それぞれの物質について比熱cと質量mの積を求め、合計したものが熱容量となります。
・・・・C=Σmc 、ですね。
早い話が、比熱とは物質ごとに定まるもので、熱容量とは物体ごとに定まる量なのです。
(物質と物体の意味するところの相違にもご注意ください。)
あるいは「熱容量」については、
同時に同様の温度変化をするとみなせる複数の物体全体について、
全体をまとめて求めて利用することもできます。
例・・・ビーカーに入れた水の中の金属球をビーカーごとガスバーナーにかけるとき、
ビーカー・水・金属球の3つをまとめた熱容量を考えることができます。
しかし、現実には1つの物体を構成する複数の物質各々の間でも、
あたたまり方(時間あたり温度上昇)に差ができることは普通にあり得ることでしょうから、
全部まとめた熱容量で考えるのは物理の問題特有の「単純化」でしょうね。
Seiさんが端的な指摘をしておられますが、重要なのは、物質固有の量かどうかと言う事です。熱容量だと、物質の規模に依存してしまいます。
英語でどう書くかというと、
heat capacityとspecific heatの違いになります。後者が比熱ですが、恐らくspecific heat capacityの意味で使っているのでしょう。
納得。解決です。
すっごく助かりました。
そして、何でずっとこの式が引っかかっていたかも分かりました。
僕は今受験生です。試験まであと3ヶ月です。今偏差値45くらいですが、50にできますか?やっぱり新しいことをやらず基礎を何回もやったほうがいいですか?だれかアドバイスください。数学と物理と英語です。
自分にあったレベルの勉強をやりつづけると、予想以上に伸びる事があります。
少なくとも物理は、基礎を何回もやる事をお勧めします。
基礎を何度もやる事も大切ですが、できた問題は繰り返す必要がないと
思います。ですから応用や発展の問題にチャレンジしてみましょう。
このような問題を考える事によって基礎やその分野全体を理解できること
があります。是非、偏差値60以上を狙ってください。
阪大理学部を目指して頑張っていますが、数学の問題集はどんなものがいいのでしょうか。「一対一」「青(赤?)チャート」等ありますが、解説がなるべく詳しい問題集を探しています。みなさんはどのような物をお使いなのでしょうか。現在は学校から支給された黄チャートを使ってます。
みなさんガンバッてますか?
自分挫けそうです
大数の最難関模試ってどれぐらいとれるんですか?
はっきり言ってゼンッゼン解かりません
あと3ヶ月かぁ短い、、
こんにちわ。
オレなんてそんな模試すら知らん。
ここに来てる人ってみんなすごいね。
10年かかっても勝てないわ。
京大の英文解釈について、この時期、たくさんの長文をやることが必要と言われますが、どんなものをやればいいのでしょう?過去問はじめ、河合・駿台の過去の模試の問題集(紫本や青本)、Z会などでOKですか?それとも、もっと
いろいろやるべきですか?また、単語力にもあまり自信がありません。その場合、どちらを優先すべきでしょう?それとも並行してやるべきでしょうか?また、英作も実際にいろんな文を書いてみるのがいいのでしょうか?その際、和英を使ってやってもいいでしょうか?それともそんなことなら基本的な構文や語法とかを身につけていくべきですか?
また、数学について、基本が出来ているなら、過去問などをどしどしやってくべきでしょうか?それとも、青チャ−トを極めていくほうがいいですか?
それで、私立併願することにしたのか?
スレを、ほったらかしにするでない!
私立は受けたところで意味がないと判断したので、国公立のみでいくことにしました。
英語の長文は過去問・模試を中心にやっていったらいいと思うよ。問題のレベルとか時間配分とかを肌で実感できますよ。その際、単語もしっかり覚えないといけません。あまりに単語力がひどいのであれば、今からでも単語帳をやるようにと言うのですが、京大を目指しているのなら、自信がないといいながらもそこそこの語彙はあると思いますから、先程言ったような問題を解いていく中で、分からない単語があったらその都度チェックしていく(もちろん問題を解き終わった後ですよ)方法を取ったらいいと思います。一度出てきた単語は忘れないようにしましょう。
英作文については、闇雲に多くの問題を解いてもダメです。直訳することができないような日本文が出てきますから、使えそうな単語を思い浮かべながらその日本文を小学生にも分かるような説明口調にまで読みくだく必要があります。これには練習が必要です。僕は「英作文のトレーニング」(Z会)を使いました。この本は日本語を読みくだく方法が書かれていて、京大の英作文対策にはぴったりだと思います。なお、使えそうな単語を思い浮かべるためにも和英辞典は使わない方がいいと思います。
数学については、僕は青チャートを見たことがないので比較のしようがないですが、この定理はどういう場合に使うと良いのか、というようなことが分かっているのなら、過去問を解いていったらいいと思うのですがどうでしょう。
英文は修飾語(句、節)部分と5文型、構文にあてはまる部分に大まかにわけられるので、和文をその意味内容を把握した上で英文直訳型の文に変換するのがコツだと思います。
物理には、これをやれば大体の考え方が身に付き、
受験対策への第1歩が踏み出せると言う、
「物理のエッセンス」があります。
僕は大変に化学が苦手なのですが、化学にも、
「エッセンス」のようなのはないでしょうか?
できれば基礎から標準・発展までカバーできるのがいいです。
照井式解法カードってことになるんでしょうな
照井の理論編はやめたほうがいい・・・。
>cheap_kinoko
なんでだよ!?エッセンスも批判してたし、君どんな感性してんの?
>cheap_kinoko
何でやめた方がいいのか、理由ぐらい書こうよ。
そういや理論の問題集はどうなのか?
エッセンスだけでなくて名問のこともどうこういってらっしゃいましたね。
理由が知りたいです。
自分で考えろ!!
今まで炭酸ナトリウムは水溶液中で Na2CO3 + H2O → 2Na+ + HCO3- + OH- と電離するので塩基性を示すのだと思っていました。
ところがある本に「Na2CO3は水溶液中では完全に電離しているから、2Na+ + (CO3)2- の形で存在している。したがって大きなpHでは(CO3)2-の形で存在する。」と書かれていて、これが何を意味しているのか分からなくて困っています。どなたか教えて下さい。
炭酸ナトリウムは塩ですから、水溶液中では100%電離して、
Na2CO3 → 2Na+ + (CO3)2−
となります。これは塩の性質です。ですが、ここで生成した炭酸イオンは加水分解して、
(CO3)2- + H2O ←→ HCO3- + OH-
(又は (CO3)2- + H+ ←→ HCO3- )
となります。このため、炭酸水素ナトリウム(炭酸イオン)は塩基性を示します。また、これより、大きなpHでは平衡は大きく左に傾くので、ほとんどすべてが (CO3)2- の形で存在することも分かります。
最後の方の「これより」っていうのは紛らわしいですね。「この式より」という意味でとってください。
化学平衡という概念を知らないと何のことかワケ分かんないと思いますが、化学平衡は非常に重要です。入試までにしっかり理解するようにしてください。
ありがとうございました。助かりました。
来週に初めて理社入った進研模試(2年)があるんですが、
みなさんはこの模試で数・物・化どれくらい点数
とってる(た)んですか?できれば超一流大の
入試でも得点源にしたいんですが、全部満点取るのって
できますかね?
初めて書き込みます。
私も進研模試をこの前の土曜に受けました。
物理・化学は満点をとるのは難しくないと思います。
数学は苦手なので何も言えませんが、周りで数学のできる人は
8,9割とっているようです。
今、数V・Cのいい問題集ないかなぁと思って探しています。
おすすめのがあると言う方はぜひ教えて下さい。
↑で使う洗気瓶のうえのちっこい丸っこい球に意味があるって聞いたんですけど、なんなんでしょう?
誰かわかりますか?
「それはガスだめと言う。」
と、今日学校の化学の先生が言ってました。
三省堂「化学1B・2の新研究」と言う本を持ってるのですが(一年生の最初になんにも知らずにただ詳しそうだったので買いました)、いろいろ化学を学んでみてわかったのですが、化学の参考書全体の中でも書いてある内容の深さはトップレベルですね。
「なぜこの法則が成り立つのか」のような疑問がでた時の辞書くらいの感覚で使用してたのですが、有機のこの手の内容は電子軌道の話ががんがんでてきてけっこう難しいです。
京大理学部志望の場合(出来れば化学を得点源にしたい)どのくらいまで理解しておくのが適当なのでしょうか?
たしかに軌道の話などは高校範囲を当然ながら超えており、知らなくても入試問題とく際になんの差し支えもないとは思いますが・・・・・・・・
ちなみに現在は高二で、
今の化学のレベルとしては旺文社の基礎問題情講が解けるくらいのレベルです。
進度は理論化学全部と1B範囲の有機化学がおわってます。
京大の場合、試験時間は理科2教科合わせて150分。これは一見長いようで結構短いです。化学は大問が4つあるので、単純計算すれば、一問平均20分足らずですから。このことを考えれば、化学を得点源にしたいのなら、深く勉強するのももちろんですが、素速く正確に解けるようになることが必要だと思います。僕は化学に少々自信があったのですが、今年の入試では全問解き切ることができませんでしたよ。
深さについては、そうだなあ、有機は教科書よりだいぶん詳しく知っておいた方がいいよ。クラッキング反応とか、オゾンによる酸化分解とか、ケト・エノール互変異性とか(まだ知らなくてもいいよ、来年までに分かったらいいから)。逆に、無機については、京大の傾向としてそんなに深い知識は要求されないから、浸透圧とモル沸点上昇・凝固点降下ぐらいかな、教科書以上に知っておいた方がいいのは。何度も言うようだけど、モル計算やX決定問題に強くなること、京大化学にはこれが一番だよ。
広末の後輩さんありがとうございます。
近代文語文の時といい京大関係のなどで
いつもお世話になってしまって、非常に感謝してます。
「素速く正確に解けるように」ということでしたが、これからこのことに注意して行きたいと思います。
たぶん一年ちょっとずっとそうしていけばだいぶ速く解けるようになるんじゃないかとおもいます。
それと広末の後輩さんが有機化学についてあげられてたことに関してですが、オゾンによる酸化分解とケト・エノール互変異性はらしきものは予備校でやった記憶があります。
オゾンによる酸化分解はオゾンがあると炭素同士の二重結合があるところにオゾンを反応されると二重結合がぶち切れて酸素がくっつく。
ケト・エノール互変異性にかんしては正式には習ってないのですが、炭素同士の二重結合とヒドロキシル基の相性が悪いから自動的に変化するってことと関係があるみたいですね。
と言う程度の認識はありますが三省堂「化学1B・2の新研究」 で調べてみたところ、もっとそれぞれ深い話みたいですね。
ケト・エノール互変異性なんかは あれが可逆反応だったって事は初めて知りました。僕が習ったときはいかにも不可逆かのごとく言われましたが・・・
田舎予備校だから、二年生が化学とる場合三年の下位クラスに行かなきゃならないんですよね・・・・まぁたしかにちょっと話が平たくされちゃってる面もあるのかな?
とにかく理論分野の所も含めてその辺は三年生になってじっくりとやってきたいと思います。
今年の目標は基礎力養成ですから とおもったけど冬終わるくらいまでに理論と有機の基礎は固めておきたいな・・・・・・
というわけでそれでは
P.S
X決定問題ってなんですか?
有機物質の構造をヒントから決定するやつかな?
そう。X決定問題って言うのは化学の大問3で頻出の、未知の有機化合物の構造式を導き出す問題のこと。この問題は慣れていないと結構時間がかかる。こういうタイプの問題は、闇雲に構造式を探すのではなくて、すべての考えられる異性体を全部書き出して(とは言っても、主鎖の形状と置換基の位置だけに注意すればいいんだけどね)、一個一個しらみつぶし的に消去していくように、と星本先生に教わった。そのうちやることになると思うから、その時はこれを念頭においてやってみたら。確かに、確実にしかもすばやく解けるよ。
それにしても、「そう」さんはすごいなあ。僕は一応化学系志望なので、昔からそれなりに化学には興味があったけど、ケト・エノール互変異性なんて高3の冬まで知らなかったよ(笑)。化学に興味があって先にどんどんやるのもいいんだけど、他の教科もしっかりと勉強してね。
未知の有機化合物の構造式を導き出す方法は、
化学精説の285ページ〜293ページに載っています。
手順を大きく分けると、
T実験式を求める
U分子量を求める
V構造式の決定
といったところになります。
Vをさらに分けると、
@不飽和度を求める
A不飽和度を参考に(不飽和度1つで二重結合または環)、
Cの主鎖の形状を決める。(まだ二重結合は含めない)
Bどの結合が二重結合になるかで場合分けする。
COが入っている場合は、-OH(ヒドロキシル基),-O-(エーテル結合),-CO-(ケトン結合)の
どれがつくかで場合分けする。
Dシス・トランス、オルト・メタ・パラ、光学異性体には気をつける。
この手順を踏むと、未知の有機化合物の構造式を導き出す問題を
ある程度合理的に求める事が出来ます。
今のところ、この方法で異性体が10個あるものまで書き出せています。
(Oが2つ以上とか、ベンゼン以外の不飽和度が3以上の問題は、
まだ解けるかどうかの確認は行っていません)
京都大の問題は見たことがないので、難易度がどれぐらいかは分かりませんが、
これぐらいやる事は無駄にはならないんじゃないでしょうか。
↑よく考えると、Oが2つ以上ついていたら
-COOHなども考えないといけなくなりますね。
それに、場合分けの数が急激に増える事になりますから、
推理して、多少見当をつけることも必要になってしまいますね。
あくまでOが1つ以内、という条件のもとで使える方法という事になります。
(質問もないのに書いちゃったんですけどね。見たところ、
ここに書き込みをしてる方は、これぐらい余裕で分かっていそうですね。)
学校でリードαが配られたんですけど、これは
(基礎力をつける時に)利用価値のある本なんですか?
(以前これを「最悪」と述べていた方がいたので)
やったことがある人はそういないかと思いますが、
いたらぜひ教えてください。
ちなみに高2、京大理志望、物理は並です。
ぼくも高2でリードαのTBとUは一年の時に強制で買わされました。
学校で買う場合は解説ってついてきませんよね。教師が解説を配らない
かぎりリードαは最悪です。答えに省略とか書いてあって使えない。
(数学のオリジナルよりひどい)
レベル的には簡単なので基礎固めには使えると思います。(解説があれば)
直線の方程式がよく理解できないのですが証明を含め
誰か分かりやすく説明していただけますか?
炎色反応が起こる理由について
電子が外れて戻ってきてどうこうなるらしいんだけど
実際どうなんですかこれは覚える必要って言うか理解する必要はあるんですか?
単純に言うのならば、高校生では理解する必要は無い、といいますか、理解するというよりも、結果だけを覚えることになりかねませんので、無理に覚えようとかするくらいなら、別にいらないと思います。「電子が離れていく」というのも、ちょっと抽象的過ぎて、個人的には説明にはなっていないと思いますから(^^;)。まぁ、イメージとして少しでもわかってもらおうと思ってそういう言い方をしたのでしょうね。
ただ、世の中の「色」というのは、化合物にしろ、ミクロの世界の現象から生じているという解釈が「ある」ということくらいは、別に覚える覚えないのはなしではなくて、高校生の間は興味の問題だと思うので、もう少し調べてみようと思えば、調べてみれば良いし、そのあたりは自分の好みでしょうね。受験に出るかでないかというのも、気になるのは良くわかるけど、出ないから、知らんでいいという結論もはやいと思いますよ。だって「理科」を学習しているんでしょう??
センター試験の事で非常に困っています。
十月上旬の模試で必要四科目で
国語は160点物理は67点英語が89点(200満点)
数学に関しては70点(200点満点)
と言うとんでもない点数を取ってしまいました。
自分の志望校に入るためには75%程度
取らなければいけないのに、
これではヤバイと思い取り敢えず
英語の速単、速熟を仕上げましたが、
数学は手付かずです。
こんな私にアドバイスをお願いします。
努力する事を厭いませんから。
国語160点は良いじゃないですか
まだ、2ヶ月半あるから大丈夫じゃないですか。
センター対策は12月に入ってからで大丈夫でしょう。
今は2次対策やりましょう。
ええ、ありがとうございます。
でも志望校の性質上、センターさえ良ければ、
二次の面接とかで入れる可能性が有るので、
今のところはセンター数学の
学研のやつをしているのですが、根が文型だけに
なかなかはかどりません。もし暗記数学で、
センターの問題パターンを覚え75点以上取るには
センター問題集を何冊ぐらいすれば良いのでしょうか
モーターの仕事率はどうして逆起電力で消費される電力になるんですか。
なんかしっくりこないんですが。
現在高3です。
慶応の理工学部を目指しているのですが、
物理、化学について、両方とも数研出版の重要問題集
のA問題のみを何回もやっています。
最近はミスもなくなってきました。B問題もやる方が良いですか
今からだと完全にできるまで間に合わないと思うのですが、
現在の偏差値、英65、数60、物58、化61です。
偏差値って、どこの業者の模試?
>B問題もやる方が良いですか
過去問を解けるかどうかやってみては?
防大もうそろそろですね
自分なにもやってません1年ぐらい赤本やったほうがいいですかね
まぁ場慣れのためって言っても落ちたら気分悪いしなあぁ(本気で受験する人すみませんm(__)m)
それに受験会場「武山駐屯地」何処だそれは!
とっちらかっちゃいましたがみなさんの健闘をお祈りします
ホントにもうそろそろですね。僕も受けますが、やっぱり試験会場が駐屯地になっていました。お互いがんばりましょう。
S台のうちの担任はかなり失礼な発言していた。医系コースの人たちに
「受験の練習になるしただだから(本当か?)受けてみてください」
あのレベルで「練習」はないだろう・・・
タダなのはホント(写真とか撮らなアカンから何かとお金はかかるけど)。「受験の練習になるし、タダだから・・・・」というのはうちの学校の先生も言っていた。場慣れはしていた方がいいし、本気で受ける人には悪いけど、本気で受験する気じゃなければ別にいいんじゃないの?医学部受験生にとっては「練習」レベルなんでしょう。
みなさんは計画表などたてていますか??(例えば1年、1ヶ月、1週間の間にはこの数学の問題集をどこまで解く等。。)
計画表の立て方を参考にさせてほしいです。
いままで無計画でやってきていて、
自分の実力が全くもってついていない気がします。
そこで計画表たるものをしっかりとたててこれから(いま高2です。)
がんばりたいのですアドバイスをお願いします。
僕の勉強の計画の立て方を書きます。参考にしてください。
@使う問題集のページ数や問題数を調べる。
A各科目の重要性から、一日にその科目の取れる時間を決める。
B実際にその問題集をその時間でやってみる。
Cその時間でどれだけできそうか(ページ数や問題数)をチェックする。
これが一日にできるペースとなる。そうやって一日にやる量を決めていく。
DCのペースでいつその参考書が終わるのかも出しておく。
E日曜日などを予備日として空けておく。
計画が遅れていた場合、日曜に取り返すため。
F実際その計画で進めてみて、ちょっと無理を感じたら、
計画を楽にする。(続けるほうが重要)
最初のうちは、軽くでもいいから続ける事が重要です。
表計算ソフトがあれば、D・Fが容易に出来るので、使うといいでしょう。
この方法の長所だけを取り入れるようにしてください。
ありがとうございました。
熱の正体は 定数×1/2mv^2 であると習いました。
絶対温度は−273℃で、その時物体はとまっている。ということですよね?
また、光速を超えることはできない、とも聞いています。ということは、温度には上限がある、と解釈していいのでしょうか。
30万キロ毎秒の2乗×・・・・
いったいどういう計算になるんでしょう。(笑)
温度には上限がない、ように思います。
速さが増すと、質量が増え、エネルギーも大きくなります。
相対論によれば、速度vの物体のエネルギーは、静止質量をmとすると
E = mc^2 / [ (1-(v/c)^2 )^(1/2) ]
だそうです。
v が光速度 c に近づくにつれ、物体のエネルギー E は、無限に大きくなりますから、温度が内部エネルギーのことであるとすれば、温度の上限はない、と解釈されます。
調べ切れてない状態での投稿です。あるいは、間違っているかもしれません。
詳しい方の話が聞けると幸いです。
質問がいくつかあります。
(1)pHって、マイナスもあるんですか?
(2)ダニエル電池(+)Zn/ZnSO4aq//CuSO4aq/Cu(−)も二次電池(充電 可能)ってほんとですか?参考書に書いてありました。
(3)中和滴定のとき、どんな指示薬をいれてもとりあえず色は変化しますよ ね?でもそれが中和点とは限らない。ってことは、事前に滴定曲線を予 想できないとどんな指示薬が適当かわからないってことですか?だった ら全く未知の酸・塩基の滴定の中和点はわからないってことですか?中 和滴定は無茶苦茶苦手で、今まで指示薬が魔法の薬みたいなものだと思 っていたけど、実はたいしたことがない?
(4)指示薬の変色域やその色は覚えるべきでしょうか?
(1) pHの高校生での定義は、-log[H3O+]ですよね。普通扱っている水素イオン濃度は、非常に薄い濃度になっているはず。これには、理由があるのですが(熱力学を大学くらいまで勉強すると出てくる「活量」というものが絡む。知らなくて良い)、薄い濃度の中では、数学的にもpHがマイナスになるというのは考えられますか??
(2) 充電可能というのは、起電力が起こっているときの負極、正極をそれぞれ別の電池の陰極、陽極につないで(逆にしたら大変なことになる)、電極付近での逆反応を起こして、電池が放電するときの逆反応が「正確」に起こるかどうかということです。もし起こらなければ、別の変な化合物ができたりして、充電したはいいが、今度また放電するときに、変な化合物の電池が放電しているようなもので、それでは、元の電池とは違う電池になっているので、基本的に実用的な意味での「充電池」とは言えないですよね。それに、充電不可能な電池を無理やり充電して、変な化合物ができていて、変な気体や物質とかが出てくる、なんてことになれば、もっと大変なことになってしまいますよね。
「化学をやる上で大切なこと」->「化学はわれわれ人類のためにやっている学問です」
(3) これは化学IIの酸塩基平衡論を勉強しているのなら、わかると思うのですが、、、、それに、石川先生の授業ならどこかで言っているはず。そんなこといっても始まらないのですが(^^;;)。というか、あらかじめ、その滴定中の溶液内の状態(滴定曲線)が、理論的にわかっているから、それに適している指示薬を使って、実際に滴定してみると言うことです。指示薬というのは、理論解を求めるときに必要なのではなくて、実際に滴定実験をするときに必要なのでしょう?? また、互いに相互作用して余計な化合物を作らないようなもの、そして変色域が混じってしまって、目視できないようなものでなければ、複数の指示薬を一緒に入れて滴定するのも可能ですね。
まったく未知のものの滴定ならば、それは平衡論でまずは、理論的な計算の上で求めるという話で、Kaなどを理論的、実験的に求めてきて(これを求めてくるのは大学の熱力学の範囲)、そこからは、高校でも教えてもらえるやりかたで理論的な[H3O+]の濃度は出てきますよね(平衡定数・電気的中性・初濃度と反応物の一定関係の連立により)。
問題の解法のやり方の流れを理解するときには、「人間の頭」で考えてみましょう。普通、人間のやれることなんて限られています。どこがわかっていて、どこがわからないかをとらえ、そしてわからないところをわかるところから導いていく、ということですよね。これは研究の最先端でも、受験でも学部でもまぁ同じ事です。
(4) フェノールフタレインとメチルオレンジくらいは最低でも知っていないと、ちょっときついかな....という感じはしますが。もしあまり一般的でない指示薬を使う問題であれば、説明がつきます。つける義務が問題作成側にあるといっても良いです。BTB(ブロモチモールブルー)溶液は中学校でよく出てきて、覚えていると思いますしね。
補足しておきます。
pHは、マイナスでももちろんありえます。
上の書き方だと、マイナスはないみたいな言い方に取られるかもしれないので。
こういうのを書くと、また難しいとか指摘されるのかもしれませんが、pHは、水素イオン濃度で定義されているのではなくて、実際には、水素イオン活量というもので定義されます。これは、どういうことかというと、例えばHCl 1mol/lが電離したとき、水素イオン濃度も1mol/lにはならないと言うことです。実際に有効な量としての活量という意味が大切になるのです。
活量が2をこえたりするものもあります。そうすると、pHがマイナスのなってもおかしくはないですよね。
たとえば100個のあるイオンXが100個ともイオンXとして活動しているときの活量が1と思うのですが、イオン活量が2をこえるとはその数を超える活動をしているということですか?無限希釈では限りなく活量が1に近づくだけで1を超えないと思うし、、、どういう状況だとそれが起こるのでしょうか?教えて下さい。
もともと、活量(実効モル分率)やフガシティー(実効圧力)といったものは、理想物質にかんする熱力学的な計算を、実在物質でも適応できるようにした、単なる「当てはめ」的な量です。その定義自体、単に比例定数を導入して、その比例定数を実験結果に合うように変化させるというものです。例えば、高校では、理想溶液におけるヘンリーの法則を習うと思いますが、あれを実在溶液で適応しようとするときに、活量という量を決め、活量係数という溶質の濃度と活量の間の比例定数を「勝手に、都合の良いように」設定することで、「実在溶液でヘンリーの法則を使って計算できるようにする」ものだと思ってください。ただ、これは物理化学的な考察で、pHにしてみても、分析化学や生理学、生化学などの考察では、もう少し違う考察をすることが多いです。
2mol/lのHClaqの水素イオン活量は2.018です(すでにデータ表に記載がある。余談参照)。もともと、pHというのは、H3O+の活量で定義されるわけで、これは水分子の電離度から出てくるということです。HClの電離するH+だけの濃度で、pHが求めるのは、それは単にそれがヒドロニウムイオンの濃度を決める大きな要素であるから近似をしているというだけのことですね。
水分子が電離する状態というのは、純水中ではH3O+とOH-のイオン濃度は等しいはずなので、その活量も等しいはずです(下参照)。例えば、298K(25度)だとKw=1.008*10^-14(pKa=14.00)であるので、H3O+の活量をa[H3O+]とすると、
a[H3O+]=Kw^0.5=1.00399*10^-7=~1.004*10^-7
と言えるはずです。これは、単純にH3O+とOH-の濃度が等しいはずだと「仮定」しているわけで、このあたりの考察は、「平均イオン活量係数」の考察などで、陰イオンと陽イオンのどちらのイオンがモル分率が多いかなどといった感じで、またもう少し詳しく議論することになるのですが、今はそこので深くは言わずに、仮定を素直を受け入れて話を進めましょう。
このH3O+のイオンの実際のモル分率が、H3O+の活量であり、それは、10の指数乗になって値の範囲が広いので、対数をとって、値の範囲を狭くしてやったものがpHです。もちろんpOHも同様。
HClは、H+を電離しますが、その大量に電離してきたH+とH2OがヒドロニウムイオンH3O+を形成し、その濃度(モル分率)を、pHという形で表現するということですね。H3O+ができる源は、HClだけには寄らないということです。水自身も自らヒドロニウムイオンを作ります。
平衡定数も、濃度の関係式というよりも、実際は活量という実効モル分率で表現されます。それは上の議論からも推測できるでしょう。
余談:2mol/lのHClaqにおける平均イオン活量係数は、理科年表によると、1.009となっています。つまり、a[H3O+]=1.009*2.0=2.018 よって、pH=−0.3049....となりますね。関数電卓か計算機がないと計算はできませんが、、、Windows付属の電卓には関数電卓機能があります。
詳しく話は、大学の物理化学(化学熱力学)や分析化学の授業で行われます。ここまで話を進める前に、熱力学がわかっていないと、こんがらがるので(今は話をはしょっているのでまだマシだと思いますが)、大学に入ったら、熱力学はしっかりやっておきましょう。高校の熱力学のままの感覚だと、ちょっと苦労するかもしれません。
三年なんですけど、駿大の新理系の化学がおもしろそうなんで今からやろうと思うんですが四ヶ月じゃあ読破できませんかね。
やったことがある人は何か意見をお願いします。
たしかに4ヶ月じゃ中途半端になるだろうな。
問3の(ケ)で、(ク)で導いた式に変化量をV0,
動いた距離Lを代入して解いてますよね。
これは、動く量が少ないからこうやってもいいんですか。
動く量には関係ないような気がします。
Δv=kΔx
は、xの増分に対するvの減少分がkであることを示していますから、横x軸、縦v軸では、
v=-kx+v0
という、-kの傾きを持つ右下がりの直線を表していると考えられます。これに、
v=0 , x=L
を代入すれば、L=v0/k が得られます。
これは、次のようにしても、求めることができます。
bについての運動方程式、
m(dv/dt) = - [(Bl)^2/(Ra+Rb)] v
は、k = (Bl)^2/ [m(Ra+Rb)]
とおけば、
dv/dt = - k v --- (1)
となります。v = dx/dt ですから、本文(ク)の式は、(1) 式を有限の変化量で表現したものと思われます。
(1)を解くと、
v=v0e^(-kt)
という指数関数になります。
この v を、0から∞まで t で積分すると、vが静止するまでの移動距離 Lが求まります。
この問題の出題者は、厳密には微分積分の問題なのに、それを使わないで解けるように工夫したのではないでしょうか。
国立の医学部を目指して頑張ってる者なのですが後一年と少し
をどのように勉強していけばいいのでしょうか?
なにかいいアドバイスがあれば教えてください。
勉強の進み具合によります。とりあえず全体が終わっているなら、
過去問をやってみて、どの科目が難しいとか、どの辺りまで知識を
要求してくるとか、どんな出題傾向があるとかを知る事は大切だと思います
とりあえず過去問の解答が楽に理解できる程度の基礎は欲しいところです
高2なんですが東工大を目指してます。理科は今から始めるべきでしょうか?一応、冬期講習で化学か物理(または両方)を受けようと思ってるんですが。あとどこの予備校のがいいとかあるんですか?やっぱり駿台ですか?
駿台はかなり良いですが、やはり相性や先生を選んで塾や講座を選んだ方が
良いと思います
駿台の化学は良かったですが、物理はべつに良いとは思いませんでした。
今から始めたほうがいいです。ていうか、東工大受かるような人は、もう始めてるはずですよ。
化学は駿台文庫の基礎から学べる化学、物理はエッセンスから始めてはどうでしょうか?
平常から駿台の物理をとっていますが、冬期だけなどでは、つらいと思います。
夏期でも いつもより 人が多かったのですが、実際 普段とってなくて 講習だけついていくのは大変だと思います。
僕も↑の人と同じことを思います。講習会は勉強する取っ掛かりはつかめても、それだけで成績が急上昇するとかは有りえません。
はじめまして。高1で阪大薬学部か京大薬学部志望です。
そこで質問。
一般に薬学部は医学部についでレベルが高いと聞きますそれは本当でしょうか。薬学部受験には、生物か物理どちらを選択したほうがよいのでしょうか。
個人的には、生物を選ぶのがいいと思うのですが・・・。
P・S
阪大の生物は難しいとはほんとでしょうか。地方ゆえ、情報に疎くなりがちで・・・・・。
京大では、薬学部は医学部の次に難しいということはありません。理系学部の難易度ランキングを敢えてつけるなら、医の次は 理・工(学部によって差があるが) ・総人 、そのあと 薬・農 と続くといったところでしょうか。それでも、他大学に比べるとかなり難しいので、その辺は覚悟しておいてください。
生物か物理かですが、薬学部では大学に入ってからのことを考えれば生物のほうが要ると思います。ただ、合格しないことにはその後のことをいくら論じても意味がないので、その点では得意な方(もしくは興味を持てる方)をやればいいんじゃないかな?
京大生物は論理的に推理考察する力と記述力をみる問題(大人向けの問題)が多いのでそれなりの対策が必要でしょう。また、考察、記述問題は難しいばかりか時間もかかるので、物理や化学が比較的易しい京大の場合、苦手でないのならそっちのほうがずっと高得点しやすいように思います。薬学部、医学部を目指す人には生物学に関心があることが当然求められますが、現代生物学を支えているのは物理や化学なので受験ではそちらの方を選択し合格後高校生物の復習をするのがいいでしょう(「生物に興味が無いのに」医学部など生物を学ぶような学部を選択することが問題なのです)。大学に入ったら細胞生物学について全体的な視野をつける目的で忙しくならないうちに「Molecular Biology of THE CELL」という本を読んでおいて下さい(読んでおかないと発想が専門に偏ってしまいます、大人の学問といわれる生物系学問ではそれは致命的なことです)、細胞のなかに別の宇宙を感じとれるし、細胞社会や個体発生のしくみの見事さに感動するでしょう(日本でもこんな本を書ける人が出てきて欲しいものです)。
薬学部=生物・化学という考え方は、誤解です。もちろん、メインになることには違いないが。
くるる氏の言っておられるように、高校生時代は、物理・化学の方が良いのではないかと思いますよ。というのは、例えば、京大薬学部では、物理化学の授業もずぅーっとあります。物理化学というのは、受験のときに言うのならば、気体とか平衡とか熱化学とか原子とかああいうところをもっと詳しくやっていくものです。そういうものを理解するときの基礎として、高校程度の物理学の習得がなければ、相当な困難さは否めません。もちろん、薬学部では生物で入ってくる人もいるので、考慮されますが、高校レベルの物理は教養としても必要だと思いますよ。
私のオススメは、選択としては物理・化学で、生物は、自分の興味のあるところを、本(一般向けの生物学など)を読んだりすることで、素養として身に付けていくのがいいと思います。柔らかく書いてますが、個人的な本音は、理科は全部勉強しろという考えです。
薬学部だと、CELLを教科書として正式に使っているところは少ないんじゃないでしょうか。薬学部で、生命科学をやっていきたいのなら、クスリのことだけではなくて、きちんと生命というものを理解できるような学習も大切です。薬剤師国家試験に合格するだけが、薬学部の目的ではないのですからね。
「細胞から生命がみえる 柳田充弘著(岩波新書)」
「新しい生物学 野田晴彦他著(講談社ブルーバックス)」
などは、分子生物学の入門書としてオススメです。高校生物では、分子生物学的な内容は、IIのほうになっていて、IBをすすめていくだけでは、なかなか分子生物学的な考え方は身につかないような気もしますね。もちろん、その前に物理や化学をしっかりやる必要もありますが。
広末の後輩?さん、くるるさん、しずさん、レスありがとうございます。
いろいろと知らなかった情報に出会えて感激です。
志望校合格にむけてがんばっていこうと思います。
本当にありがとうございました。
有機化学ってひたすら暗記するしかないのでしょうか?そう割り切ってやろうにも、なかなかとっつきにくくて・・・。みなさんはどうやってやりました?
(ちなみに使っているのは駿台の有機化学演習みたいなやつです。)
私も去年はそう思ってました(現役生のときね)
けどS台の春期・夏期で有機入門レベルの講座を取って意識が変わりました
理屈で突き詰めて行ける、そういう科目みたいです
「有機化学の考え方」とか石川先生の有機の本など、分かりやすいので
良いと思いますよ
石川先生の「有機化学」ならもってます。それに石川先生の授業レギュラーなので、それにも賭けています。まだ無機らへんで、もうちょっとあとになるだろうけど。で、授業受ける前にさっらっとやって、先生の授業で感動を覚えようって作戦です。ただ、それがちょっと苦痛かなって感じ。ですが、割り切ってやります。まあ、化学なら結構好きだし、歴史用語とかの暗記よりずっと楽でしょうし。(僕は地理選択)
あと、石川先生の著書、「無機化学」ですが、これを見ながら先生の授業聞いていて気づいたんですが、本の内容、ほぼ一字一句いっしょですね。まるで実況中継?
覚えるための最低限の努力は不可欠ですが、
理屈で覚えやすくしたり、覚える量を少なくしたりする事はできると思います。
ただ、やはりそれでも、僕にとっては覚える量は多いですけどね。
有機化学が暗記っていうのは、ちょっと悲しいことなんですが、高校生から、大学になっても、普通に試験をこなしていく上では、暗記だといわれてもまぁ、仕方が無いような状況ですね。
石川先生の授業を受けているのなら、まだ、ましにきちんと教えてくれますから、それを待ってください。あるいは、冬期講習化学特講III(去年まではI)。例えば、フェノールフタレインが、なんで、塩基性になると、赤色になるのかとか、アゾ化合物が、どうして発色するかというのは、きちんと訓練をつんでいけば、暗記ではなくて、「はじめてみる化合物」でも、それがわかるようになっていくはずなんです。それが、有機化学の勉強ですし、もっと言えば、有機化学は、プラスマイナスの電子の動きを理解する学問で、極端な話、それがわかれば、有機化学の根底基礎は完了しているといってもいいのです。
暗記しないで化学入門(講談社ブルーバックス)
は参考になるかもしません。
石川先生をレギュラーで取っているという事は近畿圏?
もしかしたら同じ校舎かもね
名古屋です。残念ながら冬期の化学特講は名古屋では石川先生じゃありません。直前の京大化学ぐらいです。
石川先生のでなくとも、化学特講IIIは、名古屋校でも開講されているはずです。あれは、全国向けのはずだから。ですから、それをとられてもいいと思いますよ。先生にもよりますが、、、星本先生や山下先生などならば、問題はないと思いますけれど。最近、名古屋校にどういう先生が出講しているのかはよく知らないもので。
直前京大化学は、やはり問題の解き方と対策が話の中心になるので、有機化合物の話をゆっくり聞けるのは、冬期講習の化学特講IIIと、センター試験直後にある「天然有機物と合成高分子」の講座までだと思いますね。
京大受けるのならば、京大化学はオススメします。テキストは配布日くらいに即効もらって、すぐに予習をはじめましょう。
化学特講Vも天然有機物と合成高分子もまだ授業があるうちだから、とってないんですよ。まあ、京大化学も学校あるうちだけど・・・。変なところで出席日数たんなくてアウト、ってのも洒落になりませんし。
京大を受けるなら「天然有機物・合成高分子」はしっかりと勉強しておきましょう。ご存知かと思いますが、毎年大問4で出題されていますよ。星本先生のコメントを借りれば、「京大では3と4は有機の問題なので、有機を完璧にとれば、あとは半分でも75点とれるよ。」とのこと。やはり有機は重要だ。
現役生だから、仕方ないのだとは思いますが、今の時期で有機が終わっていないとか、対策が不十分だというのならば、少ししっかりやったほうが良いですよ。京大で有機ができないというのは、片手で戦えといっているか、言い方によっては、満身創痍で戦えといっているに近いことです。もちろん、化学以外でめちゃくちゃ得点できるという状況ならば、話は少し違うでしょうが、基本的な京大の点数の取り方は、やはり、理科というものが大きいはず。すると、逆に理科で失点するというのは、怖いことです。
高分子化学の範囲(天然有機と合成高分子を合わせて)は、最後の最後に付け足しみたいな形に捉えられるのかもしれませんが、実はものすごく大切なところです。IBの有機化学とモル計算の総復習分野といっても良いです。京大では、高分子化学、生物化学は盛んですから、特に重点を置いて出題されていることも肯けます。ちなみに、石川先生も高分子化学の出身です。プライベートなことになるかと思うので、ここで書いていいのかわからないけど、調べればわかることだから書きますが、学位も高分子電解質で取得しています。
別に学校を休めとか、無理に講習を取れといっているのではないですが、なんとか時間を作って、自分でしっかりと対策を立てていきましょう。もし、自分で何とかできないようなら、講習を取るなり、何かと道を探っていくしかないですよね。京大へ行きたいんでしょう?? 本当に合格したいのなら、甘えは許されないですからね。自分なりにできる限りのことを精一杯、しっかりやって、それを試験本番でぶつけてくる以外に、やっぱり、合格する道はないですよ。よく似たことは、石川先生も熱く語られているはず。
核融合発電の研究が行われているという話を聞きました。レーザーを照射してどうのこうの・・・・と、あったのですが、いままでの火力発電に比べてどうなんでしょうか。二酸化炭素が出ないからクリーンだ、とのことでしたが、レーザーを照射するためのもとのエネルギーは結局必要なわけですしねぇ。照射に必要なエネルギー以上の電力を生み出すことができるんでしょうか。
核融合は、効率が良いと言うか、莫大なエネルギーが得られる、
と言うものだと思います。ただ莫大に得るために、莫大なエネルギーが
必要なのは間違いありません。100円の投資で莫大な利益が得られると
言っても、10円しか持ってないんじゃどうしようもない、ってな感じ
ですか?
私の田舎の岐阜県土岐市に文部省核融合研究所がありますが
今は、プラズマを研究してるそうです。
11月に見学会があるそうですよ。
もし人間が核融合によって莫大なエネルギーを手に入れたとしてもそれらが熱エネルギーになってしまい、地球温暖化を促進してしまうのです。
核融合反応は連鎖反応じゃないんですか?だからレーダーなどによる最初の一撃だけであとは燃料(海水からの重水素原子)を継ぎ足すだけでエネルギーを得続けられるんじゃないのでは。水爆なんかでは核融合連鎖反応が爆発的(一瞬)に起こっていますよね。
温暖化(ほんの30年ほど前には氷河期到来かと騒がれていたのに…)も恐ろしいですがオゾン層の破壊も恐ろしいですね、これまでにオゾン層を破壊してきたと考えられる量の数十倍のフロンガスがまだ大気中にあるそうです。北欧でも皮膚癌の患者数がここ近年増えてきて(白人はもともと紫外線など高エネルギー放射線による皮膚癌にかかりやすいことから)オゾン層破壊と関連付けて大きな問題になっています。
みなさんありがとうございます。実は、進もうとしている大学にそんなことが書いてあったものですから。何かの役に立ちたいと思ったんですが、核融合は評判があまりよろしくないようですね。研究が進んだとすると、核融合発電は実用的なんでしょうか。技術革新でどうにでもなるものなんでしょうか。
核融合発電は「地上の太陽」「人類最後のエネルギー源」とまでいわれている究極のエネルギー源です。現在は比較的低温でできるDT反応(三重水素と重水素による反応)の研究が進められていますが、最終的には半無限にある海水から取り出せる重水素のみを使って莫大なエネルギーを取り出すことができる上、わずかな放射線以外はほとんど公害を出さないため、現在の発電システムが抱えている資源枯渇や環境破壊といった様々な問題を一気に解決します(地球温暖化を促進したりしません)。ただ技術的に難しく実用化は早くて2050年といわれています。現在は名大や京大などの大学で研究が行われています。この研究は人類に非常に役立つものであり、これからますます盛んになっていくものと私は考えています。
「原点からの有機化学」(駿台文庫)P205の問題について質問です。
この解説のなかで、
分子式=C(14)H(19)N(3)O(4)のペプチドは
〜N(3)O(4)であることより、「トリペプチド」と推定できる。
と、だいたいこんなことが書いてあります。
確かにそうですが、でも、「ジペプチド」の可能性もあるのでは?と思うんで
す。例えば、リシンとチロシンのジペプチド、とか。
この場合は実際に書いてみて上のジペプチドはありえないとわかります。
でも、Nが4になったら、テトラペプチド以外の可能性を考えるのはちと面倒です。
N(3)→トリペプチド
N(4)→テトラペプチド
というように、単純に考えていいのでしょうか?
それとも、やっぱり地道に、、、。
どうなんでしょう?
あくまでもこれは「推定」ですから、絶対にそうなるわけではありません。どうやらおかしいと分かったら、またそのとき考えましょう(笑)。でも、まじめな話、こういうペプチド決定問題やX決定問題などをすばやく解くには、与えられた問題文からある程度は答えの見当をつけることも必要ですよ。たとえば、生成物の重量なんかも見当をつけるキーワードになったりすることもありますしね。
なるほど、そうですよね。
大変参考になりました。
ありがとうございました。
今日友達に質問されたんですが、下のような還式炭化水素にも光学異性体や幾何異性体は存在するのでしょうか?
H H
\ /
C @
/ \
A / \ B
H―C―――――C―H
/ \
Br Br
これは化学入門の中の問題演習の中にあったものですが、解説によると
「AまたはBの炭素原子が不斉炭素原子となりABの炭素原子間結合を軸として幾何異性体を形成している」
のようなことを書いてあったと思うのですが、たしか幾何異性体の定義は
「炭素間の二重結合が回転できないことから生じる異性体」
だったと思います。
上のものは幾何異性体と呼べるのでしょうか?
さらにあれも光学異性体を持つといえるのでしょうか?
「炭素間の二重結合が回転できないことから生じる異性体」は
だぶんシス・トランス異性体(幾何異性体の一部)の定義だと思います
幾何異性体自体は、幾何的に異なる事なので、3員環である事で
平面固定されて幾何異性体が存在するのではないかと思います
ABのどちらかの臭素を水素と入れ替えればそうなるでしょう?
また光学異性体もありますよね?ただ立体異性体とかを考えると
異性体は合計3つしかなかったのではないでしょうか?
多分これで正しいと思いますが、一応他の人も意見お願いします
幾何異性体は、上のような環状化合物にも当然のことながらあります。というのは、平面で考えるからわからないのです。三員環だとわかりにくいので、シクロヘキサンで考えましょう。
シクロヘキサンの場合で、一位から六位まで炭素に番号を付けて、一位と四位の部分がブロモ化されているとしましょう(メチル化などでも良いです。要するに置換されていればいい)。シクロヘキサンは、当然ながら絵に描くような六角形がへばって平面にのっているようなものではないですよね。axial位とequatrial位が、それぞれの炭素に存在するようにsp3混成軌道を取りますね。まぁ、そんなことはいいとして、このとき、一位の置換基が、上向き(a位)についていて、四位の置換基が、平面方向(e位)についていたとすると、このときをcis体といいます。もし、e位同士についていたならば、trans体です。これらは、幾何異性体です。簡単に言えば、グルコースで(正確にはグルコースではcis-transでは話はつかないのですが)、一位のアルファ、ベータの炭素についているOHの向きが、例えば、ベータ位(ベータグルコース)では、一位と四位ではtransと判断してください。アルファグルコースでは、cis。
光学異性体に関しては、もちろん、環状でも存在しています。その炭素に注目して、正四面体を書いて、置換基の向きを一つ一つ調べていけばわかります。グルコースにもペプチド(タンパク質)にも光学異性体は「当然」存在しています。薬学へ行く人、生体高分子、そして有機化学をやりたいと思っている人は、ちょこっとでいいですから、意識しておきましょう。もし、薬などで、この光学異性体を間違えれば、トンデモナイコトになります。そして、光学異性体には、(R)体、(S)体という判別法と、(L)体、(D)体という判別法がありますが、生体の中のタンパク質では、(L)体というものが主になります。この話をしだすと、Fischer投影式とか、色々といわないとならなくなるので、申し訳ありませんが、略します。せん光度の(+)(-)の話も、光学異性体では必要になってきます。
それから、エチレンで、片方ずつの置換体ならいいのですが、三置換体や、四置換体などでは、シス、トランスだけでは話がつきませんよね。
H(Cl)C=C(Cl)(CH3)など。これらは、E(<Entgegen:エントゲーゲン)とZ(<Zusammen:ツザメン:togetherの意)であらわされます。例えば、この場合で、Clに関して、cis位ならば、ClはCH3よりも優勢であると考えて、Zusammenということになります。
詳しくは、大学の教養程度の有機化学で習いましょう(^^)
わかりにくい、何の説明もなく知らない用語がでてくるし、文は読みづらいし、知識を切って貼ったような内容だし、高校生に理解できるよう質問の要点を的確についた上で掘り下げ、わかりやすく教えて下さい。
では、的確に言いましょうか、、、、
別に全部理解しろといったわけではなくて、こういうのもあるということが言いたかっただけなのですがねぇ、、、、いや、そういう言葉を出した私も悪いのですが。化学入門の問題ということらしいので、少し厳密に説明してみたわけですが。
別に知識の切り貼りでもないし。これくらい、有機化学の受験用参考書でも、言葉くらいと簡単な説明は載っていますよ(R体S体なんていうのは載っていないかもしれないが、L体D体は、天然有機物では書いてあることもある)。これが知識の切り貼りに感じるようならば、それは言葉を知識としかとらえていないことなのじゃないでしょうか。上のほうでもありますが、言葉を知識としてとらえているから、有機化学は暗記だなんていうのが出てくるような気がしますが、、、
まぁ、わかりにくい説明なのは認めますが。まぁ、言葉だけではなかなか難しいですね。絵でもかければ、まだマシなのかもしれませんが。ですから、詳しくは大学に入って学びましょう、と締めくくったわけです。「こういうのもあるのか」というだけの感覚をかすかでも持ちながら、それを後々でしっかりと学ぶ、というのも大切なことです。
上の三員環(炭素原子が三つから構成されている環状化合物)の場合で言いましょう。2番の方だけ、BrとHの場所を入れ替えた化合物を考えます(これを化合物1とする)。それと、上でかかれている化合物の異性体の関係は、幾何異性体になります。上の化合物は、cis体、化合物1と言った方は、trans体になります。要するに、二重結合の間の回転だけでは、幾何異性体というのは、すべて言い尽くせない、ということです。
石川師の「有機化学」などを参照してみると、幾何異性体の定義として、「おもに」二重結合の回転障害による......と書いてあります。完全に「回転障害のみ」とは限定していませんね(私の受験生時代のもので、今は改訂版になっているはずなので、その辺の詳細は不明)。
環状化合物における光学異性体に関しては、高校範囲を超えるといってもいいでしょうか。しかし、糖のところを勉強するときに、グルコース自体は、光学活性のある炭素原子(光学異性体になりうる炭素原子)が存在していることくらいは、習うと思うのですが。
環状化合物においては、その環を構成する炭素原子一つ一つに注目し、その炭素原子からは、四方向へ腕が出ていますから、その腕の先についている原子団が違っておれば、もちろん、光学異性体となりえます。その光学異性体の種類をあらわすときに、R体とかS体といった話が出てくるのです。だって、いきなり光学異性体といっても、どの炭素に関する、どういう立体配置(空間的に配置している原子の状態)をとっている化合物か、というのは説明しないといけないですよね。それを説明するのが、R体とかS体とかいった「表記法」ですが、受験生なら、別に知らなくてもいいことです。もちろん、知りたいというのならば、自分で色々と調べて勉強するのも大切なことだと思いますが。せん光度って、出てこなかったかな?? 光学異性体の片方の化合物を単離して、レーザー光などを当てると、屈折するとかいった話は、教科書でも出てきた記憶があるのですが(確定ではない)。
そもそも、高校で教えられる光学異性体というのは、鏡に映した像のことだけが中心に扱われていて、実は、きちんとその異性体二つが違う化合物であることを、明確にイメージするような訓練がなされていないのではないかと思いますね。自分で正四面体を書いて、その頂点を一つ一つ違う色で塗りつぶしていけば、二色目までは、どういう順番に色を塗っても、違う化合物にはならないが、三色目を塗るときに、はじめて二通りの可能性が出てくることがわかります。もっと詳しくやりたい人は、割り箸などで、正四面体のような模型を作って、あるいは、炭素原子を中心として四方向へ腕を伸ばしたような模型を作って、それで実際に確かめてみるのもいいでしょう。有機化学は、きちんと自分の頭の中で、構造をイメージできる訓練をするのも大切です。
環状化合物(環式化合物)という言葉の意味がわからないとか、ましてや、幾何異性体の高校で習う定義(回転がどうのこうのといったこと)すらがわからないのであれば、それはこの親記事を書いた人の質問の趣旨以下の問題でしょう。それならば、私が書いたことを読むよりも前に、勉強しないといけないことがあるはず。
置換基というのは、例えば、メタンを考えてください。メタンは、炭素原子の周りに四つの水素原子が結合しているものです。そのうちの、一つの水素原子が、例えば、塩素原子に換わったとします。これは高校の教科書にも載っている反応ですね。そうすると、メタンの一つの基(まさか、基という言葉がわからない、なんて言われたらどうしよう.....それはもっとしっかり高校範囲の勉強をしましょう)が塩素原子で置き換わっているということで、「置換基」という言い方をします。そして置換された化合物のことを「置換体」というのです。一置換体ならば、一つだけ置換されているもの。三置換体なら、三つの原子団が置換されているということです。トリクロロメタンなら、メタンの三置換体。テトラクロロメタンなら、メタンの四置換体。まさか、クロロメタンを知らないとか、言わんといてくださいよ。
ブロモ化->臭素化
メチル化->ある基が、メチル基に置換すること。
ついでにクロロ化->塩素化
ヨード化->ヨウ素化
などもありますね。こういう言葉は、高校の有機化学でもでてくるはずですよね。ブロモベンゼンとか、ヨードホルムとか。トリクロロメタンとか。
これくらいで、わかりにくい言葉は説明したつもりですが、まだわからない言葉があるのなら、指摘してください。
上でちょっと変な書き方をしているところがあるので、補足しておきます。
おもに二重結合によって生じる回転の障害というところで、幾何異性体というのは、二重結合のときだけではなくて、さまざまな要因(例えば環)によっても「回転の障害」が起こるときには、幾何異性体が生じる可能性があります。
一番親記事の化合物であれば、環になることで、Brのついた炭素原子間の結合軸回転が阻害されているということで、幾何異性体になるということですね。
うちの高校の化学の先生にはこんなもの幾何異性体とは言わないと断言されてしまったので質問にいたったのですが・・・・
前々からちょっと質問に対する答えが胡散臭いと思っていたんですけどついに・・・
まあ要らない話はおいといて、なるほど、わかりました。
二重結合には限らず回転障害によって起こる幾何異性体が生じる可能性があるわけですね。
では大学試験でもしも環状化合物となりうる、そして幾何異性体となりうるアルケン(シクロアルカン)の置換体が出てきて
「この化合物の幾何異性体の構造式を全て」
という問題が出たとすると上のような構造式をも示さなければならないのでしょうか?
それともその辺は出題者が考慮してくれてそんな問題は出題しないのでしょうか?
出も、元々上の問題は過去問としてでてきたのですが・・・
その辺のことも教えてください。
シクロアルカンやグルコースのような6員環構造ではその6員環骨格が椅子の形になる場合(いす型、エネルギー的に有利な構造)と舟の形になっている場合(舟形、エネルギー的に不利)の幾何異性体も存在します。分子構造は丸善の分子構造模型キット(有機用、無機用がある。丸善は出版社なので書店で注文すればいい、大型書店では売っていると思う。あるいは学校の化学の先生にたのむのもいいと思う。)でやると楽しいですよ(時間に余裕があるという条件つきですが)。
分子模型キットは結構、値が張りますね。数千円から一万円近くしているものまでありますよね。あんなおもちゃ、といったら怒られるのかもしれませんが、もう少し安くなってほしい気もしますが。学校や予備校の化学の先生にお願いするのが良いかもしれませんね。私は、S台で教えているときに、教務に言って、講師室のを持ってきてもらったことがあります。絵を書いてそれで納得できるのは、どちらかといえば、幾何学的センスを持っている人(そのときまでにイメージの訓練ができている人)で、すべての人が平面の絵だけで納得できるとは限らないですね。もちろん、納得できないから悪いことなんてない。きっと先生に頼めば、自分でも触らせてくれると思います。
aikoさんの高校の先生がそう言ったのは、まぁ、高校生だから二重結合の回転のことだけわかっておればいいと言いたかったのか、あるいは単に勘違いしていただけなのか、それとも質問の意図が汲めていなかったのか、は定かではありませんが、とにかく、回転の障害による構造変化に伴い、幾何異性体は存在します。そもそも、回転の障害というのは、その軸を回転させるのにある一定以上のエネルギーを伴う(特に吸熱)ということで、二重結合のエチレン様化合物でも同様ですよね。あれは、習っておられるかどうかは知りませんが(駿台の化学入門なら書いてあると思いますが)、各炭素がsp2混成軌道というものを形成していて、混成していない残されたp軌道同士が弱い結合(パイ結合)を形成しており、それによって、二重結合部分が回転するには、ある量のエネルギーが要る、ということで、そのエネルギーが周りに存在しない場合、回転できないから、シス、トランスという化合物が二種類存在する可能性ができて、それが「幾何異性体」ということですよね。もし、仮に次のような場合を考えます(仮想的なイメージですよ。イメージ)。シス1,2-ジクロロエテン[HC(Cl)=CH(Cl);cis]に、パイ結合が切れて回転できるようになるぎりぎりのエネルギーを与えたとします。すると、パイ結合部分だけが切れて、回転できるようになります。C−C間のシグマ結合は、強いので、パイ結合がぎりぎり切れる程度のエネルギーではびくともしません。そして、C−C間結合を軸として、180度回転したところで、回転できるエネルギーが尽きてしまったとします。すると、シス体の化合物は、トランス体の化合物になります。
環の場合も同様です。無理矢理、環を形成している炭素原子間の結合を回転させることはできますが、それにはエネルギーが伴います。だって、単純に言って原子が動き、結合を介している電子(結合の媒介は電子ですからね)を動かすのですから、エネルギーが要らないはずがありませんよね。ですから、私が上で述べた、1,4-ジブロモシクロヘキサンにも、シス、トランスが生じてしまうということです。aikoさんが親記事で言った1,2-ジブロモシクロペンタンにも、シス、トランスがあるということです。そのシス、トランス間は、ある程度のエネルギーを与えてやれば、変化が可能です。とはいえ、日常的な安定な状態では、そういった変化を起こせるようなエネルギーがないので、シスとトランスは、その間をいったりきたりすることができず、別の化合物(異性体)として取り扱わなければならなくなってしまう、ということです。この立体的な変化の位置のことを、「立体配座(conformation)」といいます。くるるさんが言われているシクロヘキサンの立体配座には、六段階を経て元のシクロヘキサンの形に戻るような立体配座の状態があり、その中の一番エネルギー的に安定な(というのは、各炭素がsp3混成軌道の角度を乱さない配座)ものを「イス型(Chair)」といい、笹舟のような形をしているものを「船型(Boat)」といっています。イス型は、まず「半イス型(Half-Chair)」というシクロヘキサンの中では一番エネルギー的に高い(不安定な)構造(グルコースなどでよく書くときの、平面の六員環のような構造に、環の片方だけぴょこっと上がったような形)をとり、次に、少しエネルギー的に低い「ねじれ船型(Twist-Boat)」の形、横から見たら8の字のようにねじれているシクロヘキサンの形を取り、そこから少しだけまたエネルギー的に高い、船型へと移行します。これも、各炭素間の結合が、環形成による立体的な制限により、自由回転ができなくなっているために、起こるもので、回転障害によって起こる幾何異性体に他なりません。ただ、エチレンのパイ結合を切るときのような大きなエネルギーを必要とせずとも、立体配座を変化させることが可能なだけです(10kcal mol-1程度)。
光学異性体に関しても、あるエネルギーを与えればそれぞれの異性体の間の変換は可能です。これは求核反応などをやると、わかってきますが、それも大学範囲なのでやめますが、正四面体構造の、二つの基の部分を、手で持ってぐぐぐっとねじることができれば、鏡像体の形にすることが可能なのは、イメージできますよね?? この手で持ってぐぐっとやるのが、その変換へ要するエネルギーということです。
この上のエネルギー的な話は、普通の鎖上アルカン(例えばプロパンなど)でも、議論として必要なのですが、それはここではしません。大学の範囲です。高分子化合物をやる場合にも必要になりますが、それも大学範囲なので略します。
最後に、受験に関してですが、単純に言って、試験には、名前の区別(命名法ですね)までは出ないでしょう。ただ、そういう化合物があることが「イメージ」できるかどうかというのは、高校程度の有機化学をやっているのなら、イメージできるくらいは勉強してください、と言われても仕方がないので、その化合物が幾何異性体かどうか、ということ(も大切ですが、それよりももっと大切なこととして)よりも、親記事の環状化合物の異性体として、Brの付き方が違う化合物が「ありうる」ということが「わかる(=イメージできる)」ようにしておくのは、賢明だと思いますよ。X決定問題などでも、命名まではしなくとも、扱われる可能性はありますよね。例えば、「....をすると、環状で幾何異性体の関係にある二種類の化合物が生じた」なんて書かれていて、パニック起こす心配をするくらいなら、ぱっとイメージできるようになっておれば、「はぁはぁ、あれか」とすんなりクリアできることもあるかもしませんからね。イメージができるということは、化合物の絵も書ける、ということですよね。それも有機化学の学習でしょう。
まぁ、ここまで知ってたらよいが、ここからはしらんでよい、とぱっくりと分けられるところって少ない気もしますからね。大学の先生が教科書だけ見て問題を作ったとしても、親記事のような問題はできる可能性はありますよ。「幾何異性体について習っているじゃないですか。だったら、環状でも同じだから聞いてみたらわかるでしょう」とか。あるいは、完全に実力問題として、「知識」ではなくて、「思考力」を試されている場合もあります。うちの指導教官なんかはよく言ってますが、「思考力を試したい。それがやはり有機化学だから」と言ってます。はじめてみる化合物でも、自分が知っている知識の中で、どういう異性体ができて、どういう構造がありうるか、を考えるのは、暗記ではなくて、思考力の問題ですよね。それができるようになるのも大切です。大変だと思われるかもしれませんが、逆に言えば、思考で対処できるほうが、がんがんに知識を詰め込まなくてもいいので、楽だともいえます。
長くてすみませんね。わからない部分はまた聞いてください。
> aikoさんが親記事で言った1,2-ジブロモシクロペンタンにも
これはペンタンではなくて、プロパンです。