パリの地下鉄を舞台にして繰り広げられる無国籍でB級っぽさ漂う異色の犯罪アクション。先の見えないストーリー展開と映像の斬新さ、地下鉄でうねるように響く音楽で観る人をひきつける本作は、リュック・ベッソン監督の名を世界に知らしめた長編第2作。当時彼はまだ27歳。「ベッソン・ファミリー」と称されるジャン・レノ、ジャン=ユーグ・アングラード、そして音楽のエリック・セラが結集。フレッドと煮え切らない恋愛を展開させるエレナを演じるのは『王妃マルゴ』のイザベル・アジャーニ。セザール賞主演男優賞、美術賞、録音賞を受賞。(齋藤リエ)