本作の多くのトラックにはジェフ・リンが参加。だがリンは決して出しゃばらず、引き立て役に徹しており、ポールがほとんどの歌と演奏を一手に引き受けた。リンゴとギタリストのスティーヴ・ミラーのサポートもあるが、この2人の存在はありがた迷惑の感もある。ここに並んだ曲の数々は、全盛期の高みには及ばないものの、かつてのポールの紛れもない才人ぶりを思い出させてくれる。聴いていて楽しい1枚なのだ。(Chris Nickson, Amazon.co.uk)
プロデューサーにジョージ・マーティンを起用したことで、本作はポールのアルバム中もっとも堂々とビートルズっぽさを打ち出した作風に仕上がった。伝説のロカビリー・アーティスト、カール・パーキンスがちらりと顔を見せるほか、2曲でスティービー・ワンダーが登場。ファンキーな「What's That You're Doing」と、超の付くシンプルさが見事な効果を上げるヒット・シングル「Ebony and Ivory」がその2曲だ。(Daniel Durchholz, Amazon.com)