NHK教育テレビ『ドレミノテレビ』(2003年4月より放映)に歌のお姉さんとして出演するううあ(UA)が、オリジナル作でもおなじみの青柳拓次(DOUBLE FAMOUS)、鈴木正人(LITTLE CREATURES)、大野由美子(BUFFALO DAUGTER)、LITTE TEMPOらによる容赦なく(褒め言葉です!)普段通りのセンスのトラックで古今の童謡や唱歌を歌う。アレンジの施された楽曲たちには、大人からの押し付けとか教育とかいった感はまったくない。歌を越えて、生き物としての体温の温かさで、何かを教える確かさと豊かさに気づかされる。(石角友香)
問題なのは、坂本の最大の長所である「多芸多才さ」が、コンピレーションになると最大の短所に転じてしまうことだろう。彼のアルバムはいつも内容多彩で美しく、さまざまなサウンドとアイデアを響き合わせて織り上げられている。それだけに、それぞれ色の異なるアルバムからカット&ペーストしたものを1つにまとめると、キャリアの総括というより落ち着きのない男のひとり相撲といった感じになりがちだ。初心者には本作よりもサウンドトラック・アルバム『The Last Emperor』とか、Morelenbuam2 / Sakamotoのコラボレーション作、あるいはタイトルがすべてを語っている『Beauty』をおすすめしたい。(Tad Hendrickson, Amazon.com)