なんといってもヒロインのアリエルが最高にチャーミング。自分の意志を貫くために、突き進む姿は小気味よく、お茶目な愛らしさとともに現代的な魅力にあふれている。恋のすばらしさがストレートに伝わってくるロマンティックな恋愛アドベンチャーの傑作だ。(星乃つづり)
アカデミー賞を受賞したフィル・コリンズの音楽が全編に流れ、ときに壮大に勇ましく、ときに優しく暖かく映画を包み込む。また、ターザンの力強い躍動は迫力に満ちあふれ、ジャングルや自然の風景の描写は目を見張る美しさだ。ディズニーアニメの技術の真髄が堪能できる。(星乃つづり)
新たに登場するキャラクターの代表は、ドナルドダックだ。ノアの方舟をモチーフに、ドナルドがノアのアシスタントを務める。ところが愛妻デイジーと離ればなれになり、動物たちをまき込んで大騒ぎする。これらの様子が、エルガー作曲の「威風堂々」に合わせてつづられている。ほかに、クジラの群れをドラマチックに描いたレスピーギ作曲「交響曲 ローマの松」など、ヒーリング効果もありそうな音と色のファンタジーで魅せてくれる。(伊藤文恵)