さよならストレンジャー

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さよならストレンジャー

さよならストレンジャー


くるり , くるり , 岸田繁 , 佐久間正英 , シュガーフィールズ[ビクターエンタテインメント]
在庫あり。 価格: 2,652円
   インディーズ時代から注目を集めていた、京都出身男性3人組のくるり。GLAYなどで知られる佐久間正英のプロデュースにより、東京で暮らしながら、故郷に住む好きな人への思いを熱く歌い上げたメジャーデビューシングル<6>(アルバムヴァージョンで収録)や、アコースティックギターの調べが心地いい<10>などを収めた、メジャーファーストアルバム(1999年4月21日発売)。シンプルなバンド演奏に、菜の花、風鈴、花火と、日本情緒豊かな言葉を使った歌詞が、懐かしい温もりを運んでくれる。(武村貴世子)
くるりらしい一枚 2010-04-23
くるりのくるりらしさ、こちらまで等身大になってしまうような、かざりっけの無さが
出ている一枚だと思います。
ずっと聞いていられます。

1999 2009-10-25
このアルバムの(曲間のSE含めた)つながりの良さ、展開の斬新さは、かなり成功の確率が低いこと、易々とやり遂げた感があって、まず僕がこの作品集から受け取ったのは"ホーッ!!"という感嘆の声を伴った感動だった。でも、転換につぐ転換のようでいて、最後の曲では"ストレンジャー"を寝かしつけてるあたり、一貫したテーマが潜んでいるフシもあるし。ぽっかり時間の手持ち無沙汰に空いた時、それをほどほどに満たしてくれるものとして聴くのに最適かもしれない。牧歌的なとこ、あるし。でも要所ではカツ入れてくれるし。実はすでにこの作品集は旧友のような存在となりつつあるのだ。その証拠に、昔から持ってるブルース・コバーンのレコードのとなりに置いといても、なんら違和感がない。果たして、この風情はどこから来るのかな。どの曲にも郷愁を感じさせる言葉があるからか。とくに前半、ワルツ・テンポの曲が印象的で、元来ワルツには敵意がないからか。でも、近所の散歩が楽しくなりそうな、そんな飾らない名曲が多いことだけは断言できる。もしもオルタナティブというのが、音楽たちを再び原始の海に戻してあげるムーブメントだったら、彼らの紡ぐメロディは、禊ぎの後に新たに生まれた命のような、そんな邪心のないポップさをたたえていて、そのへんが今の気分にピッタリなのかな。いや違うなぁ。難しいな。長々と的外れなことばかり書いちゃった気がするな。彼ら、こちらが規定しようとすると、見事にかわすな。グループ名、くるり、だもんな。仕方ないかもな……。

旅立ちを迎える若い人に聞いてほしい 2007-04-03
くるりの1st。

今となっては「カメレオンバンド」なんて言われて、
アルバムリリースごとに新しい顔を見せてくれるくるりだけど、
このアルバムは「飾らない」「かっこつけない」等身大の彼らを見ているように感じる。
そして自分の若いころの悩み、迷い、泥臭さ、葛藤、卑屈さ・・・
そんなのまで思い出し、泣けてくる。

夢はあるけど、不安の方が大きい。
東京の広さにびびっちゃうけど、でもなんとかこの薄曇りの空の下で
頑張ろうという決意がヒシヒシと伝わる傑作です。
中でも【東京】は名曲。

【虹】の歌詞なんて、本当に味わい深い。
これを美しいと思える感性はいつまでも持ち続けていたいな。

ちなみに歌詞カードの写真たちも、
貧乏学生風な感じが非常に良いのであります。
地味だけど、聞いていてとても気持ちの良いアルバムです。

この春、新生活を始める人へ。 2007-03-01
言うまでもなく「ストレンジャー」とは、決して奇妙な人とゆう意味ではない。
まだ来たばかりで、そこの土地にあまり詳しくない人のことである。

東京に出てきたばかりで、電車の乗り方すら分からない自分。
下手したら、駅から出ることすら出来なかったりする。

「早く東京の人になりたいな」と思う。
「でも、このややこしい街の使い方をすっかり覚えた頃には、それと同じだけの何かを、忘れてしまうんだろうな」と悩む。

これはつまり、そうゆうアルバムだ。
雑踏の中で、ふと立ち止まって、そんなことを考えている男の子のアルバムだ。

この春から全く知らない土地で、全く新しい生活を始めようという人全員に、僕はこのアルバムを捧げる。
こうゆう瞬間は、必ずやってくるから。


―君の声が聞きたいな

オートリバースにして

何度も、何度も―


でも、もう後には引けないことを、主人公は理解している。
この雑踏を引き返したって、もう君には会えない。
夏休みは、もう終わってしまったのだから。

ならばせめて、今日ここでさよならを言おう。
きっとまた会えるから。


バイバイ、ストレンジャー。

原点・名盤・普遍の魅力 2007-02-24
なんだかんだいって、このアルバムはいまだに、私の中での「くるりの名盤」1位2位を争います。『東京』は言わずと知れた名曲ですが、個人的には『ランチ』もとても好きです。とても若い世界観を、岸田さんの達観したような声で伝える、というくるりの音楽には、泣くことによって癒される感覚と同じような、やさしいせつなさをいつも感じます。この「わけもなく胸がつまる瞬間」を感じたくて、私はくるりの音楽を聴いているのかもしれません。