瀕死の双六問屋 (小学館文庫)

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瀕死の双六問屋 (小学館文庫)

瀕死の双六問屋 (小学館文庫)


[小学館]
在庫あり。 価格: 860円
教育図書として強力にスイセンします! 2009-07-02
この本を読んだ多くの方も同じ感想だと思う。正直びっくりした。清志郎の文章のうまさ、その表現の素晴らしさに。角田光代さん、町田康さんのあとがきもよく、文庫版の清志郎のあとがきもとても良い。とにかく改めて清志郎ってすごい才能の持ち主だったんだな〜と。僕自身はこの本がリアルタイムで書かれていたころ、相当に清志郎から離れてしまっていたんでとても悔やまれますが、今頃になって十字架シリーズ買ってるんです!でも清志郎の言うことって全部スジが通ってる。それはもう昔からだけど、だからこそ本物のロッカーだと思うんですよね。いきなりだけど、そんな清志郎がこの国(日本)を嫌いになっていったのも実によくわかる。上から下までセコイ奴ら多いもんね!

それで!ここからが大事なんですが!
この本はぜひぜひ小学生から中学生くらいの子供に読んでもらいたい!純粋無垢な大人なんていないと思ってる子供たちに読んでもらいたい。絶対世界観変わると思う。本当にカッコイイ生き方ってなんだろう?って考えることができるはず。おれが25年前にRCサクセションに出会って「本当に大事なこと」を見つけたように、何か心に訴えてくるもんがあるはず。だからおれはこの本を教育図書として強力に推薦したい!

清志郎ワールド全開の爽快さ 2009-06-23
 まるで、清志郎のライブのように、変化にとみリズム感に優れている文体と奇妙ででも魅力的な世界。清志郎の歌詞がそうだったように、清志郎にしか書けない個性がキラキラ輝いています。

 現実への辛らつさや、ユーモアーもあって、影響をうけた音楽への愛情と寸評もあって、文庫版の解説の角田光代さんも書いていましたが、鋭い言葉の数々。「本当に必要なものだけが荷物だ」「どんな金持ちでも権力者でも朝がくるのを止めることはできないのだ」「中身をみがく方が大切なことなんだ。それは世界の平和の弟一歩なんだよ」「右にどんどん行ってみろ。やがて左側に来ているのさ」「もう1度笑うためにはその前に迷惑をかけた人を笑わせてあげないとね」とそして確か「自殺なんかするな。人間いつかみんな死ぬんだ」という文章もあったと思います(うろ覚えですみません)清志郎が2人といないような個性的な存在だったということが、この本からもつたわってきます。

 また単行本のして出版された時は、4曲入りのCDがついていました。
■1、「瀕死の双六問屋」双六問屋においでよと誘って、ためらっていると、それは普通の人がすること。きみは普通なんかじゃない、きみは普通にはみえない僕には、きみは特別さ、世界でただ1人の人という内容。

■2、「遠いシナリオ」僕がアパートに住み、きみと恋におちる「シナリオ」がNGになってしまい、外は自分の心を代弁するかのように冷たい雨が降り続ける夜、逢いたい人がいる、伝えたいことがあるという切迫した気持ちを歌った内容。

■3、「フリーター」イントロで口笛が聴こえる牧歌的なアレンジ。いつも夢を見ているので、就職するほどヒマじゃないと、清志郎らしい人をくったかのような歌詞。現実の生活も大切なのはわかっている、死んだら夢も見られない。その夢が「彼女とエクスタシー」ってとこがまた清志郎らしい(笑)そして、リストラの嵐、再就職もままならない現在からみれば「夢をみる」事がどれだけ困難なことか教えてくれる歌のようにも思えました。

■4、「瀕死の双六問屋〜エンディングテーマ〜」瀕死の双六問屋においでよ、一緒に踊ろうよ今夜と誘いかけてくる歌。エンディングテーマなので、1よりも歌詞も曲もショートヴァージョンです。

大事な「文庫版あとがき」あり 2009-06-12
2009年6月に重版されました。

単行本の方にはCDが付いていたので、文庫版では物足りないと思っている方も
いらっしゃると思います。

でも、この文庫版には完全復活に向かって闘病中であった清志郎さんのとても大事な、
そしてとても彼らしい「あとがき」があります。

ずっと活動を見守ってきたファンの方、それと最近彼の生き様に興味を持たれた方、
この「あとがき」のために買っても損はしないと思います。

一つ一つの言葉に責任を持っている清志郎 2009-06-05
この人は適当にものを発言しないんだな〜
本当にすごい。
ふざけているような文面でも言いたいことは本質を突いている。

それをずっと続けているのは本当にすごい。
この本のどのエッセイも、宝物だ。


「自由」を求め続けた清志郎 2009-06-05
清志郎のあふれる才能に改めて驚かされた一冊。

「君が代」問題からインディーズでのCD発売を余儀なくされた当時の清志郎の本音が、
芸術的とも言うべきユーモアをもって語られている。
立ち読みしたらつい笑ってしまい恥ずかしいこと間違いなしのユーモアをそこかしこに
散りばめていながら、一貫して流れるのは切ない程の「自由」への熱い思い。

虚構と現実が行き来する文体は、日記的章段と随筆的章段とが織り交ざる『枕草子』を
思い出させる名著。
文はもちろん、絵もすばらしい。
一流な人は何をやらせても一流なのだとため息をつくばかり。

清志郎に興味がある方、発売禁止騒動当時の彼を知りたい方はもちろん、
自由を愛する全ての人にこの本を勧めたい。